GUARDIAN II
ガーディアンⅡ
控え可変型 組立式大型ブロック
組立式大型ブロック(i-Construction 対応製品)。特許第6359733号 / 特許第6359750号 他。


従来の大型積みブロックと違い、控え幅や法勾配を自由に変更でき、コンパクトでより軽量な形状に改良し、鉄筋を配置することで地震時の二次災害防止にも効果が確認された工場組立式の大型ブロックです。中詰めコンクリート内が鉄骨構造となるため耐震性が高く、国土交通省が推進する「i-Construction」に対応します。「全ての人・工事を安全に見守る守り神」として「ガーディアン」と命名。平成30年3月に「ガーディアンブロック工業会」を設立、平成30年6月29日に擁壁用積みブロックとして特許を取得、高知県では防災関連登録製品にも認定されています。明度は全協明証第1581号・平均明度6.0。キャッチコピーは Free / Compact / Tough / High speed。
01特徴
02用途・使い分け
- 大型・高擁壁やi-Construction対応が求められる現場に適します。控え幅(控え長)・法勾配を自由に変えられ、鉄筋配置により耐震性が高い組立式大型ブロックです。護岸のほか、重力式・不等厚式擁壁(もたれ式・逆台形式を含む)や砂防など幅広い用途に対応します。
- 練積・張りの標準護岸には間知ブロック/テラグリーン系を、L型擁壁にはザ・ウォール/フラット/NPをご検討ください。
03ガーディアンⅡ 粗面 750〜3000型 規格表(2.230㎡)
粗面ブロック 基本/縦半/横半/縦横半 の正面図・平面図・側面図(等厚もたれ式・法勾配5分の例)。寸法は mm、控え長は839〜3,354で可変。
| 呼び名 | 製品重量(kg) | 長さ | 高さ | 法長 | 控え長 | 体積(m³) | 胴込コンクリート1個当り(m³) | 胴込コンクリート斜面1m²当り(m³) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 750 基本 | 1263 | 1995 | 1000 | 1118 | 750 | 1.717 | 1.185 | 0.530 |
| 750 縦半 | 635 | 997 | 1000 | 1118 | 750 | 0.860 | 0.592 | 0.530 |
| 750 横半 | 753 | 1995 | 500 | 559 | 750 | 0.839 | 0.523 | 0.467 |
| 750 縦横半 | 319 | 995 | 500 | 559 | 750 | 0.430 | 0.297 | 0.531 |
| 1000 基本 | 1268 | 1995 | 1000 | 1118 | 1000 | 2.276 | 1.744 | 0.780 |
| 1000 縦半 | 638 | 997 | 1000 | 1118 | 1000 | 1.140 | 0.872 | 0.780 |
| 1000 横半 | 760 | 1995 | 500 | 559 | 1000 | 1.146 | 0.830 | 0.718 |
| 1000 縦横半 | 322 | 995 | 500 | 559 | 1000 | 0.569 | 0.436 | 0.779 |
| 1250 基本 | 1274 | 1995 | 1000 | 1118 | 1250 | 2.835 | 2.303 | 1.030 |
| 1250 縦半 | 641 | 997 | 1000 | 1118 | 1250 | 1.420 | 1.152 | 1.030 |
| 1250 横半 | 766 | 1995 | 500 | 559 | 1250 | 1.399 | 1.083 | 0.968 |
| 1250 縦横半 | 325 | 995 | 500 | 559 | 1250 | 0.708 | 0.575 | 1.028 |
| 1500 基本 | 1280 | 1995 | 1000 | 1118 | 1500 | 3.394 | 2.862 | 1.280 |
| 1500 縦半 | 644 | 997 | 1000 | 1118 | 1500 | 1.699 | 1.431 | 1.280 |
| 1500 横半 | 772 | 1995 | 500 | 559 | 1500 | 1.679 | 1.363 | 1.219 |
| 1500 縦横半 | 328 | 995 | 500 | 559 | 1500 | 0.847 | 0.714 | 1.277 |
| 1750 基本 | 1288 | 1995 | 1000 | 1118 | 1750 | 3.953 | 3.421 | 1.530 |
| 1750 縦半 | 647 | 997 | 1000 | 1118 | 1750 | 1.979 | 1.711 | 1.530 |
| 1750 横半 | 779 | 1995 | 500 | 559 | 1750 | 1.959 | 1.643 | 1.469 |
| 1750 縦横半 | 331 | 995 | 500 | 559 | 1750 | 0.986 | 0.853 | 1.525 |
| 2000 基本 | 1294 | 1995 | 1000 | 1118 | 2000 | 4.512 | 3.980 | 1.780 |
| 2000 縦半 | 650 | 997 | 1000 | 1118 | 2000 | 2.258 | 1.990 | 1.780 |
| 2000 横半 | 785 | 1995 | 500 | 559 | 2000 | 2.239 | 1.923 | 1.720 |
| 2000 縦横半 | 335 | 995 | 500 | 559 | 2000 | 1.125 | 0.992 | 1.774 |
| 2250 基本 | 1301 | 1995 | 1000 | 1118 | 2250 | 5.071 | 4.539 | 2.030 |
| 2250 縦半 | 654 | 997 | 1000 | 1118 | 2250 | 2.538 | 2.270 | 2.030 |
| 2250 横半 | 792 | 1995 | 500 | 559 | 2250 | 2.519 | 2.203 | 1.970 |
| 2250 縦横半 | 338 | 995 | 500 | 559 | 2250 | 1.264 | 1.131 | 2.023 |
| 2500 基本 | 1308 | 1995 | 1000 | 1118 | 2500 | 5.621 | 5.089 | 2.280 |
| 2500 縦半 | 657 | 997 | 1000 | 1118 | 2500 | 2.817 | 2.549 | 2.280 |
| 2500 横半 | 798 | 1995 | 500 | 559 | 2500 | 2.799 | 2.483 | 2.220 |
| 2500 縦横半 | 341 | 995 | 500 | 559 | 2500 | 1.403 | 1.270 | 2.271 |
| 2750 基本 | 1314 | 1995 | 1000 | 1118 | 2750 | 6.189 | 5.657 | 2.530 |
| 2750 縦半 | 660 | 997 | 1000 | 1118 | 2750 | 3.097 | 2.829 | 2.530 |
| 2750 横半 | 804 | 1995 | 500 | 559 | 2750 | 3.079 | 2.763 | 2.471 |
| 2750 縦横半 | 344 | 995 | 500 | 559 | 2750 | 1.542 | 1.409 | 2.520 |
| 3000 基本 | 1322 | 1995 | 1000 | 1118 | 3000 | 6.748 | 6.216 | 2.780 |
| 3000 縦半 | 664 | 997 | 1000 | 1118 | 3000 | 3.377 | 3.109 | 2.780 |
| 3000 横半 | 811 | 1995 | 500 | 559 | 3000 | 3.359 | 3.043 | 2.721 |
| 3000 縦横半 | 382 | 995 | 500 | 559 | 3000 | 1.681 | 1.548 | 2.769 |
※基本型1個の面積は2.230㎡です。10m以内に目地を設置してください。
※基礎部上面には必ず差筋(用心鉄筋)をしてください。
※中詰めコンクリートは1段ごとに投入し、ブロック天端20cm程度打ち残して打設終了してください。(ただし、最上段は天端まで)
04対応工法・積み方
ガーディアンブロックは鋼材の長さを変えることで形状の異なるブロックを形成でき、組み合わせて積み上げることで様々な擁壁を構築できます。控え幅は500mm以上で自由に設定・変更が可能です。
- 対応工法:等厚式擁壁、不等厚式擁壁(重力式・もたれ式・逆台形式)、張りコンクリート工法。
- 積み上げ例:等厚もたれ式(例 表5分+裏5分・S=1:0.5)、重力式(表5分+裏直)、不等厚もたれ式(表5分+裏1分)、逆台形方式。
- 背面貫通型タイプ:背面パネルを枠状(中央に開口)にしたタイプです。中詰めコンクリートが開口を通り抜けるため、ブロックが背面と一体になります。基本型背面パネルは943×1,118で、中央の開口は高さ648(枠厚110・開口の上276・下194)。前面パネルは1,665×1,118、接合はジョイントピン7号。※寸法はガーディアンブロック工業会カタログ「背面貫通型タイプ(S=1:0.5等厚式の場合)」による。
- 背面が岩盤の現場:開口を通して背面の岩盤と一体化させる積み方ができます(一体化できるのは岩盤の場合で、土では成立しません)。
- 堰堤(谷留工):堤体の下部は幅が広くなり、上流側と下流側にそれぞれブロックを据えて、その間を中詰めコンクリートで満たします。背面パネルが枠状のため、コンクリートが開口を通り抜け、上流側・中詰め・下流側が一体になります。背面貫通型パネルと各形状のブロックを組み合わせることで、谷留工(えん堤)など堰堤工事に使用できます。
- 施工例(同カタログ・高知県):谷留工 H=9.00m、上流 S=1:0.10・下流 S=1:0.20、基礎コンクリート L=9.00m・W=3.80m。両袖部は現場打ちと併用。
- 製品規格図は基本/縦半/横半/縦横半の4タイプがあり、組み合わせて端部処理や勾配変化に対応できます。
等厚もたれ式
表5分+裏5分(S=1:0.5)
上下で厚みが変わらない。標準の積み方
重力式
表5分+裏直
裏が垂直なので下ほど厚い。自重で抑える
不等厚もたれ式
表5分+裏1分
裏をわずかに傾け、重力式より断面を絞る
控え幅は500mm以上で自由。同じブロックで3つを作り分ける。ほかに逆台形方式・張りコンクリート工法に対応。
枠パネルの形状
谷留工の断面(施工例・高知県)
下部の詳細(上の図の色を変えた2段)
控え長は最大3,000mm。幅3.00mを超える下部の2段は1列で納まらないので、上流側と下流側に分けて据え、間を中詰めコンクリートで満たす。背面パネルが枠状のため、中詰めが開口を通って一体になる。背面が岩盤なら岩盤と一体化(土では成立しない)。上部は1列で納まるので、この構成が要るのは下部だけ。
05施工の流れ
基礎砕石工 → 基礎コンクリート工 → ブロック据付工 → 良質土埋め戻し・裏込砕石 → 中詰コンクリート → 天端コンクリート → 出来高検測(1段ごとに繰り返し)。
- 基礎砕石工:基礎タイプに応じて基礎砕石を敷設。
- 基礎コンクリート工:支持地盤の土質及びブロック擁壁安定計算により変わる。
- ブロック据付工:基礎コンクリート表面の状況により敷モルタルを施し1段目を据付。1段目据付後に丁張りを設置。
- 良質土埋め戻し・裏込砕石:据付後に良質土を埋め戻し、移動防止のため裏込砕石を敷均し・転圧(1段目は良質土の埋め戻しのみ)。
- 中詰コンクリート:基礎と一体となるよう入念に充填。専用の吊り金具DHカップラーとジョイントピンを使用し、接合作業を正確・安全・迅速に行える。
- 天端コンクリート:化粧型枠を用いてブロックと同じ景観に仕上げる。製品を据え付けるだけのため1日から数日で施工が完了する。




06施工上の留意事項
- 1段目ブロックの滑動防止のため、コンクリート基礎の延長方向に50cm間隔で差し筋(D13・L=50cm)を設置。控え幅が異なる場合も基礎同様に滑動防止鉄筋を設置する。
- 中詰めの鉄筋はコンクリート打設後に所定の継手長を確保して設置する。
- 控え幅が一定の中詰めコンクリートは、上下段ブロックの完全緊結のためブロック天端まで打設せず天端から20〜30cm残す。一度に所定高さまで打設・締固めると投入コンクリートの浮力でブロックが据付位置からずれるため、2回に分けて打設する。
- 基礎部はレベルをとるように打設する。専用の基礎盤を使用すると据付作業がさらに容易になる。