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SR FENCE

SRフェンス

小規模落石防護柵 / Small Rockfall protection Fence

小規模落石を「道路沿いに置くだけ」で受け止める落石防護柵です(特許出願中)。山間地の道路では落石や土砂流出が頻発し、その大半は30cm角未満・運動エネルギー5kJ程度以下の小規模なものです。SRフェンスは道路斜面の法尻に二次製品のコンクリートブロック(基礎擁壁)を並べ、その連結部に差し込んだ支柱にワイヤロープとネット(軽量剛性繊維網)を張る構造で、運動エネルギー6kJレベル以下の落石を受け止めます。覆式ロックネットやストンガード等と違い用地買収・現地測量が不要で、危険箇所にすぐ設置でき、施工は1日〜数日で完了します。規格寸法表(サイズ展開)はなく、標準タイプ(全高2.3m・6.2kJ以下)と TypeH(全高3.0m・4.0kJ以下)の2タイプ+現場延長で対応します

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区分:壁・柵 / 工種:砂防・治山道路大分県・佐賀県・長崎県

SRフェンス 製品写真
SRフェンス 施工例

01工法の特徴

施工性現地測量・用地測量が不要で危険箇所にすぐ設置可。製品を置くだけで1日〜数日で施工完了。特殊な施工技術が不要。阻止面のネットは軽量剛性繊維網で1人でも運搬可。
安全性可能吸収エネルギー6.2kJを実証実験で検証。高所作業や伐採等がなく施工時の安全性が高い。
経済性委託費・用地費が不要で経済的。通行規制時間が短く、ガードマン費や通行車輌の待ち時間等の社会的コストも低減。
SRフェンス 道路沿いに「置く」だけで落石防護
道路沿いに「置く」だけで落石防護
SRフェンス 参考:災害時(落石の発生)
参考:災害時(落石の発生)
SRフェンス 参考:SRフェンス設置後
参考:SRフェンス設置後

標準タイプ(全高2.3m・6.2kJ以下)

02適用条件・性能

SRフェンス 振り子式実験装置の概要図(H=4.5m・重錘141kg)
振り子式実験装置の概要図(H=4.5m・重錘141kg)
SRフェンス 実験供試体の概要図(正面図・2.50m×3スパン)
実験供試体の概要図(正面図・2.50m×3スパン)
SRフェンス 振り子式実験装置(正面)
振り子式実験装置(正面)
SRフェンス SAEFL型の重錘(141kg)
SAEFL型の重錘(141kg)
SRフェンス 重錘衝突の瞬間(振り子方式・側面)
重錘衝突の瞬間(振り子方式・側面)
SRフェンス 衝突後の最大変形(側面)
衝突後の最大変形(側面)

03落石の運動エネルギー算出式出典:落石対策便覧 2017.12 p21

E = (1+β)(1 − μ/tanθ)・m・g・H  ただし (1+β)(1 − μ/tanθ) ≦ 1.0

04落石エネルギーの目安(斜面勾配45°)等価摩擦係数μ=0.35単位:kJ・カタロググラフ読み取りの目安値/6.2kJ以下がSRフェンス適用範囲

SRフェンス 斜面勾配45°(μ=0.35)
適用条件グラフ — 斜面勾配45°(μ=0.35)
斜面勾配45° <等価摩擦係数μ=0.35>(単位:kJ・カタロググラフ読み取りの目安値/6.2kJ以下がSRフェンス適用範囲)
落石エネルギーの目安(斜面勾配45°) <等価摩擦係数μ=0.35>(単位:kJ・カタロググラフ読み取りの目安値/6.2kJ以下がSRフェンス適用範囲)
落石サイズH=5.0mH=10.0mH=15.0mH=20.0m
35cm角3.897.7811.67グラフ範囲外(>15)
30cm角2.454.907.369.81
25cm角1.442.874.315.75
20cm角0.741.472.212.94
10cm角0.110.210.320.42

05落石エネルギーの目安(斜面勾配55°)等価摩擦係数μ=0.35単位:kJ・カタロググラフ読み取りの目安値/6.2kJ以下がSRフェンス適用範囲

SRフェンス 斜面勾配55°(μ=0.35)
適用条件グラフ — 斜面勾配55°(μ=0.35)
斜面勾配55° <等価摩擦係数μ=0.35>(単位:kJ・カタロググラフ読み取りの目安値/6.2kJ以下がSRフェンス適用範囲)
落石エネルギーの目安(斜面勾配55°) <等価摩擦係数μ=0.35>(単位:kJ・カタロググラフ読み取りの目安値/6.2kJ以下がSRフェンス適用範囲)
落石サイズH=5.0mH=10.0mH=15.0mH=20.0m
35cm角4.529.0313.55グラフ範囲外(>15)
30cm角2.855.708.5511.39
25cm角1.673.345.006.67
20cm角0.851.712.563.42
10cm角0.120.240.370.49

06標準構造

SRフェンス 標準タイプ 標準構造図(正面図・側面図) 寸法図(記号は下の寸法表に対応)
寸法図 — SRフェンス 標準タイプ 標準構造図(正面図・側面図)
SRフェンス 標準タイプ(全高2.3m)の標準構造図。防護柵高さ1,500(下から150+600+600+150)・支柱スパン2,500・横ロープ3段+トップバー+ネット、基礎擁壁は高800・底版幅570・参考重量1,330kg/個(山側にロープガイド)。寸法は mm。
07使用材料(基礎擁壁)
基礎擁壁
使用材料(基礎擁壁)
部材細別・仕様規格・基準値
コンクリート設計基準強度σck=35N/mm²
コンクリート設計曲げ圧縮応力度σca=12.5N/mm²
コンクリート許容せん断応力度τa=0.52N/mm²
鉄筋許容引張応力度σsa=180N/mm²
鉄筋許容せん断応力度τsa=80N/mm²
08使用材料(防護柵)※仕様・内容は品質/性能向上のため変更する場合あり
SRフェンス 防護柵5m分(基礎擁壁10m分)の材料
使用材料 — 防護柵5m分(基礎擁壁10m分)の材料
防護柵※仕様・内容は品質/性能向上のため変更する場合あり
使用材料(防護柵)※仕様・内容は品質/性能向上のため変更する場合あり
部材細別・仕様規格・基準値
支柱φ48.6×2.8t−2255JIS G3444(STK500)/JIS G3112(SR235)/JIS H8641(HDZT49)
トップバーφ48.6×2.3t−2380JIS G3444(STK400)/JIS H8641(HDZT49)
トップジョイント(端末)φ60.5×3.8t−65JIS G3444(STK400)/JIS G3101(SS400)/JIS H8641(HDZT49)
トップジョイント(中間)φ60.5×3.8t−65JIS G3444(STK400)/JIS G3101(SS400)/JIS H8641(HDZT49)
横ロープA6×24 G/O φ10 L4350(両端アイ加工)JIS G3525
横ロープB6×24 G/O φ10 L1850(両端アイ加工)JIS G3525
横ロープL6×24 G/O φ10 L350(ループ加工)JIS G3525
斜ロープ6×24 G/O φ10 L1700(両端アイ加工)JIS G3525
PSターンバックルW1/2" J&JJIS G3101(SS490)/JIS H8641(HDZT49)
ネットNE-GM-25 W1600×L2700結節強度950N/本・引張強度21kN/m
ネットジョイント(大)φ3.2×70×300JIS G3506 硬鋼線材
ネットジョイント(小)φ3.2×50×300JIS G3506 硬鋼線材
シャックルSC10JIS G4501(S25C)/JIS H8641(HDZT77)
アイボルトM16JIS G3101(SS400)/JIS H8641(HDZT49)
CSソケットφ42.7×2.3t−65JIS G3444(STK400)/JIS H8641(HDZT49)
09施工手順
  1. 基礎擁壁の設置:設置基面を整正後、製品を片側から順番に設置。接続部は製品側面のループ鉄筋を上から見て支柱が入るように設置する。
  2. 防護柵の設置
    1. 支柱の建て込み:支柱のロープガイドが山側を向くように設置。
    2. 横ロープの仮設置:支柱先端から横ロープのアイ加工部を通してロープガイドに引っかけ、トップジョイント(端末・中間)を支柱に差し込む。
    3. トップジョイントの設置:向きを隣の支柱方向に調整後、ボルトを仮締め。
    4. トップバーの設置:トップバーとトップジョイントにCSソケットを挿入しボルト締め。次にトップジョイントのボルトを本締めして支柱に固定。
    5. 斜ロープの設置:基礎擁壁のインサートにアイボルトをねじ込み、シャックルを介して斜ロープを取付。トップジョイントにPSターンバックルと斜ロープを接続し締め付けて張設。
    6. 横ロープの締め付け・設置:横ロープAと横ロープLをPSターンバックルに接続し締め付けて張設。下段⇒上段⇒中段の順で実施。
    7. ネットの取り付け:結束バンド(大)でネットをカーテン状に吊って位置調整→支柱部にも結束バンドで仮留め→重ね部は結束バンド(小)で縫合→番線でトップバー・支柱・横ロープに数箇所固定→最後にネットジョイントで縫合して完成。
    SRフェンス 1 基礎擁壁の接続部(ループ鉄筋)
    1 基礎擁壁の接続部(ループ鉄筋)
    SRフェンス 1 基礎擁壁の設置(据付)
    1 基礎擁壁の設置(据付)
    SRフェンス 2-(1) 支柱の建て込み
    2-(1) 支柱の建て込み
    SRフェンス 2-(2) 横ロープの仮設置
    2-(2) 横ロープの仮設置
    SRフェンス 2-(3) トップジョイントの設置
    2-(3) トップジョイントの設置
    SRフェンス 2-(4) トップバーの設置
    2-(4) トップバーの設置
    SRフェンス 2-(5) 斜ロープの設置
    2-(5) 斜ロープの設置
    SRフェンス 2-(6) 横ロープの締め付け
    2-(6) 横ロープの締め付け
    SRフェンス 2-(7) ネットの取り付け
    2-(7) ネットの取り付け
10設置歩掛(基礎擁壁設置工)100m当たり
基礎擁壁設置工(100m当たり)
設置歩掛(基礎擁壁設置工)(100m当たり)
名称単位数量適用
世話役2.0
特殊作業員2.0
普通作業員4.0
諸経費1.0
トラッククレーン賃料2.04.9t吊り
諸経費%4
11設置歩掛(防護柵設置工)100m当たり
防護柵設置工(100m当たり)
設置歩掛(防護柵設置工)(100m当たり)
名称単位数量
世話役4.0
普通作業員8.0
諸経費%5

TypeH(全高3.0m・4.0kJ以下)

SRフェンス"TypeH"は、プレキャスト車両用防護壁の上に軽量剛性繊維網を使用した阻止面を組み合わせた、全高3.0mの落石防護柵です。実物規模の性能検証実験(振り子方式・重錘104kg・落下高4m)により、運動エネルギー4.0kJ以下の小規模落石や小規模な崩壊土砂を受け止めることを確認しています。標準タイプ(全高2.3m・6.2kJ以下)より阻止面が高く、落石に加えて崩壊土砂の捕捉にも適します。

SRフェンス 性能検証実験(振り子式)全景 重錘104kg・落下高4m
性能検証実験(振り子式)全景 重錘104kg・落下高4m
SRフェンス 性能検証実験(振り子式)側面/SAEFL型重錘104kg
性能検証実験(振り子式)側面/SAEFL型重錘104kg

12TypeH 工法の特徴

13TypeH 設置条件(落石跳躍ラインによる法尻余裕)
落石跳躍ラインによる法尻余裕
TypeH 設置条件(落石跳躍ラインによる法尻余裕)
斜面勾配θ法尻余裕d
45°5cm
50°25cm
55°43cm
60°61cm
65°78cm
70°96cm
SRフェンス 落石跳躍ラインによる法尻余裕(斜面勾配別)
設置条件図 — 落石跳躍ラインによる法尻余裕(斜面勾配別)
SRフェンス 落石エネルギーの目安(TypeH適用範囲4.0kJ)
適用条件グラフ — 落石エネルギーの目安(TypeH適用範囲4.0kJ)

14TypeH 標準構造

SRフェンス TypeH 標準構造図(正面図・側面図) 寸法図(記号は下の寸法表に対応)
寸法図 — SRフェンス TypeH 標準構造図(正面図・側面図)
SRフェンス TypeH(全高3.0m)の標準構造図。阻止面高さ2,200(下から200+600+600+600+200)・全高3,000(基礎擁壁800+フェンス2,200)・支柱スパン2,500・基礎擁壁 参考質量1,330kg/個。寸法は mm。
15TypeH 使用材料(防護柵)※仕様・内容は品質/性能向上のため変更する場合あり
防護柵※仕様・内容は品質/性能向上のため変更する場合あり
TypeH 使用材料(防護柵)※仕様・内容は品質/性能向上のため変更する場合あり
部材細別・仕様規格・基準値
支柱φ48.6×2.8t−2955JIS G3444(STK500)/JIS G3112(SR235)/JIS H8641(HDZT49)
トップバーφ48.6×2.3t−2380JIS G3444(STK400)/JIS H8641(HDZT49)
トップジョイント(端末)φ60.5×3.8t−65JIS G3444(STK400)/JIS G3101(SS400)/JIS H8641(HDZT49)
トップジョイント(中間)φ60.5×3.8t−65JIS G3444(STK400)/JIS G3101(SS400)/JIS H8641(HDZT49)
横ロープA6×24 G/O φ10 L4350(両端アイ加工)JIS G3525
横ロープB6×24 G/O φ10 L1850(両端アイ加工)JIS G3525
斜ロープ6×24 G/O φ10 L2220(両端アイ加工)JIS G3525
PSターンバックルW1/2" J&JJIS G3101(SS490)/JIS H8641(HDZT49)
ネットNE-GM-25 W2300×L2700結節強度950N/本・引張強度21kN/m
ネットジョイント(大)φ3.2×70×300JIS G3506 硬鋼線材
ネットジョイント(小)φ3.2×50×300JIS G3506 硬鋼線材
シャックルSC10JIS G4501(S25C)/JIS H8641(HDZT49)
アイボルトM16JIS G3101(SS400)/JIS H8641(HDZT49)
CSソケットφ42.7×2.3t−65JIS G3444(STK400)/JIS H8641(HDZT49)
16TypeH 設置歩掛(基礎擁壁設置工)100m当たり
基礎擁壁設置工(100m当たり)
TypeH 設置歩掛(基礎擁壁設置工)(100m当たり)
名称単位数量適用
世話役2.0
特殊作業員2.0
普通作業員4.0
諸経費1.0
トラッククレーン賃料2.04.9t吊り
諸経費%4
17TypeH 設置歩掛(防護柵設置工)100m当たり
防護柵設置工(100m当たり)
TypeH 設置歩掛(防護柵設置工)(100m当たり)
名称単位数量適用
世話役6.0
普通作業員12.0
諸経費%5

18TypeH 施工事例

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