FEATURE
ザ・ウォールⅡのコーナー製品
ザ・ウォールⅡのコーナー製品は、90°以上180°未満の任意の角度で一体製造します。擁壁長は高さと角度に応じて短くでき、道路の角の隅切りも小さな寸法で納まります。

角度は任意 — 90°以上180°未満
コーナー製品は、前面どうしの角度を指定して一体で製造します。敷地の折れ点の角度に、そのまま合わせられます。


隅切りを小さく — 最小1.8m/2.8m
コーナー製品は両側の擁壁長Lを短くできます。直角の角を二等辺に隅切りするとき(両端が135°)、前面の辺の長さは擁壁長Lの最小値の2倍で納まります。
| 高さ | 擁壁長Lの最小 | 隅切りの辺の最小 |
|---|---|---|
| 1.0〜1.5m | 900mm | 1.8m |
| 1.75〜3.0m | 1,400mm | 2.8m |
直角の角を二等辺に隅切りした場合(両端135°)。辺の長さは前面で測定。

擁壁長Lの調整範囲 — 重さは17〜58%減
角度の区分ごとに、標準より短い擁壁長Lで製造できます(両腕とも短縮可)。Lを最小にすると、製品の重さは17〜58%軽くなります。
| 呼び名 | 高さH(m) | 標準のL | 90°≦θ<120° | 120°≦θ<130° | 130°≦θ<150° | 150°≦θ<180° |
|---|---|---|---|---|---|---|
| HC1000A〜HC1500A | 1.00〜1.50 | 1,500 | 1,300〜1,500 最大17%減 | 900〜1,500 最大47%減 | 900〜1,500 最大46%減 | 900〜1,500 最大44%減 |
| HC1750A〜HC2250A | 1.75〜2.25 | 1,700 | 1,700 | 1,400〜1,700 最大21%減 | 1,400〜1,700 最大20%減 | 1,000〜1,700 最大45%減 |
| HC2500A | 2.50 | 1,900 | 1,900 | 1,900 | 1,400〜1,900 最大30%減 | 1,000〜1,900 最大52%減 |
| HC2750A | 2.75 | 2,000 | 2,000 | 2,000 | 1,400〜2,000 最大35%減 | 1,000〜2,000 最大55%減 |
| HC3000A | 3.00 | 2,150 | 2,150 | 2,150 | 1,400〜2,150 最大40%減 | 1,000〜2,150 最大58%減 |
単位mm。%はLを最小にしたときの重さの減少率。規格外の高さは直近上位の規格を準用します。入隅(180°を超える角)は、コーナー製品ではなく直線部製品を組み合わせて納めます。認定範囲のコーナー製品を使えない隅角部は、「宅地防災マニュアルの解説」に従って現場打ちコンクリート構造とします。控えブロック(コーナー擁壁の滑動を防ぐ部材)は、土の内部摩擦角φ=30°以上なら不要、φ=25°以上30°未満では高さ・角度・擁壁長の条件により取り付けます。

直線部の特長と規格
- 前面が垂直 — 敷地境界線まで土地を使える
- フェンス — 天端に前面から最短75mmで取り付けられる(認定条件の範囲で)
- 短縮 — 擁壁長は標準2.0m、1.0mまで短くできる
- 表面化粧 — 前面に厚さ50mmまで
- 耐久性 — 中性化に対し100年以上
| 呼び名 | 高さH | 底版幅B | 質量 |
|---|---|---|---|
| H1000A | 1,000 | 750 | 1,020 |
| H1250A | 1,250 | 900 | 1,290 |
| H1500A | 1,500 | 1,050 | 1,590 |
| H1750A | 1,750 | 1,200 | 2,040 |
| H2000A | 2,000 | 1,400 | 2,440 |
| H2250A | 2,250 | 1,600 | 2,880 |
| H2500A | 2,500 | 1,800 | 3,490 |
| H2750A | 2,750 | 1,950 | 4,050 |
| H3000A | 3,000 | 2,100 | 4,660 |
単位mm・kg。質量は滑面の値。寸法の全項目・歩掛・使用材料はザ・ウォールⅡの製品ページに掲載しています。

設計・施工の条件(抜粋)
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 設計条件 | 積載荷重10.0kN/m²(積雪を含む)。地表面の勾配は水平。裏込土・基礎地盤の内部摩擦角φ=30°以上、または25°以上30°未満。設計水平震度kh=0.225。 |
| 根入れ深さ | φ=30°以上:35cm以上かつ見え高の15/100以上。φ=25°以上30°未満:45cm以上かつ見え高の20/100以上(岩盤に接着する場合を除く)。 |
| 基礎 | 基礎地盤の許容応力度が不足する場合は、置換え・地盤改良・杭基礎等を選定。擁壁底面との間に厚さ2cm程度の敷モルタル。 |
| 排水 | 背面に厚さ30cm以上の透水層(透水マット可)。水抜穴と目地に吸出し防止フィルター。 |
| フェンス | 支柱間隔2m以下・風圧力1kN/m以下・自重50kg/m以下。設置できる高さは地域の基準風速と見付率で変わります。 |
出典:認定L型擁壁協会 ザ・ウォール部会『ザ・ウォールⅡ(耐震型)kh=0.225』カタログ。
大臣認定 — 構造計算が不要
国土交通大臣認定(宅地造成及び特定盛土等規制法施行令)の擁壁です。認定条件の範囲内で使えば構造計算が不要で、計画から許可までの期間を短縮できます。