株式会社 池永セメント工業所電話でお問い合わせ 097-597-3113お問い合わせ

TANBO DAM

機能分離型排水桝

田んぼダム

田んぼダムに使用する、水位調整機能付きの排水桝です。水田の排水口(畦畔)に設置し、平常時の水管理(保水)と豪雨時の雨水流出抑制を一つの桝で両立します。水位調整板で必要な水位を保ちながら、降雨時は越流板の開口から雨水を排出し、下流河川への急激な流出をゆるやかにして流域治水・内水氾濫の軽減に寄与します。差し戸口に板を差し替えるだけで水位・排出量を調整できます。

区分: / 工種:農業土木全国

機能分離型排水桝(田んぼダム)製品
機能分離型排水桝 施工例

01大分県の田んぼダムと機能分離型排水桝

大分県は流域治水の一環として田んぼダムを推進しており、令和5年度からは全ての県営ほ場整備地区で田んぼダム専用桝(機能分離型排水桝)を標準採用しています(大分県田んぼダム推進部会「田んぼダムに取り組もう!」令和6年3月)。

県内の実証では、ピーク時の排水量が24〜34%軽減されたというデータが示されています(令和4〜5年度・日田市朝日地区、佐伯市沖の津留地区)。営農への影響は、県内20地区の現地実証で収量・品質とも確認されていません。

機能分離型排水桝は、水位調整の堰板と流出抑制の堰板が前後に分かれた構造です。通常の水管理以外の操作が要らず、堰板を後から取り付ける方式で必要になる梅雨入り前の設置や中干し後の再設置がありません。県の資料でも、排水桝が新しいなど交換が難しい場合の方法として堰板が案内されており、専用桝が基本に位置づけられています。

設置には国の補助事業(農地耕作条件改善事業、多面的機能支払交付金)を活用できる場合があります。適用の可否は市町村または土地改良区にご確認ください。

02用途・特徴

田んぼダム対応水田の一時貯留機能を活用し、豪雨時の下流への流出をゆるやかにする(流域治水)。
機能分離保水(水位調整板)と排水(越流板)を分離し、平常時の水管理と洪水緩和を両立。
調整が簡単差し戸口に水位調整板・越流板を差し込む構造。板の入替えで水位・排出量を調整。
既設の排水口へ設置可能で、流出管はφ200に対応。

03使い方

  1. 保水時:水位調整板で営農に必要な水位を保つ。
  2. 降雨時:越流板の開口から雨水を排出する。
  3. 豪雨時:開口で排出しきれない雨量は、越流板を越流して排出する。
機能分離型排水桝 保水時・降雨時・豪雨時の水の流れ(水位調整板と越流板による機能分離)
使用状態図 — 保水時・降雨時・豪雨時の水の流れ(水位調整板と越流板による機能分離)

04規格・寸法(標準品)

機能分離型排水桝 機能分離型排水桝 製品図(平面・正面・側面/差し戸口・詳細図/参考質量141kg)
製品図 — 機能分離型排水桝 製品図(平面・正面・側面/差し戸口・詳細図/参考質量141kg)
標準品
規格・寸法(標準品)
項目寸法
平面寸法(幅×奥行)420 × 500 mm
高さ760 mm
流出管φ200(受口 φ220)
差し戸口水位調整板・越流板用
インサートM12×50
参考質量141 kg

05施工順序

水田の排水口(畦畔)への設置手順です。掘削・既設排水管の撤去から、桝の据付・流出管の接続、埋め戻し・整地までを行います。

機能分離型排水桝 ① 施工前(水田の排水路)
① 施工前(水田の排水路)
機能分離型排水桝 ② 掘削・既設排水管の撤去
② 掘削・既設排水管の撤去
機能分離型排水桝 ③ 桝の据付
③ 桝の据付
機能分離型排水桝 ④ 流出管の接続・据付
④ 流出管の接続・据付
機能分離型排水桝 ⑤ 埋め戻し・整地
⑤ 埋め戻し・整地
機能分離型排水桝 ⑥ 完成(畦畔への設置)
⑥ 完成(畦畔への設置)

この製品についてのお問い合わせ

製品の選定、仕様、見積り、CADデータについてお問い合わせいただけます。

入力欄には対象製品とお問い合わせ種別があらかじめ入ります。内容をご確認・修正のうえ送信してください。